個性は、みんな違ってみんないい。 個性は、みんな違ってみんないい。

六浦小モデルの全体像 六浦小モデルの全体像

「六浦小モデル」保護者様の声

保護者様の声 学校説明会 保護者様の声 学校説明会

自画自賛の「自」

関東学院六浦小学校
スーパーバイザー 松永 昌幸

「魅力ある六浦小、特色ある学校づくり」の素案提示を要請された。
さて、どこから手を付けるのか、思案に暮れた。「六浦小の魅力」とは何か。電車の中、散歩中考えた。だが、答えは出ない。
そこで、他の私立と比べればわかるかも。県内私立小のホームページを見てみた。結論…書き方は違っていても、書いている内容はほぼ同じ、みな横並び、特色なし。率直に言えば、若干数の学校を除いて、みんな《Number 1》ねらいのように思えてしまう。
そこから見えた。わが校は《Only one》だ。こんなことえらそうに言うことはない。世の中の常識である。問題はその《Only one》の《Only》が何かである。
あることに気付いた、それは「少人数」であった。だが、「少人数がなぜ《Only one》なんだ?」という声が聞こえてくる。その声への答えはこうである。
公立小学校の学級人数は…全国平均は28、9人、横浜は34、5人だったように記憶している。要するに、都会部の公立が30人以上の学級を背負っているということ。
私が横浜公立で担任しているときの学級人数は、毎年37人以上であった。35人以下は一度としてなかった。私はいつも思っていた。「あー、もう少し人数が少なければなあ。もっといろいろなことができるのになあ。20人台だったら理想的だなあ」
私にとっての理想の学級人数が目の前の六浦小にあるではないか。
県内私立小の学級人数は10~35人。25人以下の学校も多くあるのに、それを特色にしていない。少人数を経営的に短所と捉えているのだろうが、私から見れば「理想的」、よし、「魅力は少人数」だ。ここからどう切り込んでいくか。
大人数は一斉授業のイメージ。少人数は「一人ひとり丁寧な、細やかな指導」。「大人数の、一斉指導のみんなまとめて」ではない。少人数は「一人ひとり」である。すなわち、「一人ひとりの個性を伸ばす」である。
本校の主張「《のびる》を伸ばす小学校」、これにつながった。
「のびる」は一人ひとりの個性、すなわち、良さ・長所・可能性。そして、「のびる」は自動詞、「自らのびる」という含意。
 子ども自らが個性を発見し、自ら伸長させようとする。その自発的行為を「伸ばす小学校」。少人数だからこそできる、自然な流れ、自然な帰結である。
都市部に位置する本校の、公立の大人数学級とは異なった、六浦小の魅力「少人数」
そして、「一人ひとりの個性がのびる」三本の柱
「私のパレット」・・・選択型授業・複線型授業による教科授業の充実。
「私のポケット」・・・自分の個性をとことん追究する「総合」
「私のドア」・・・子どもたちの活動力・創造力を刺激する環境の設定
「プラン」の言葉は子ども側から見えるものにしたかった。だから、ネーミング、「うーん、いいなあ」、自画自賛である。
だが、その「自」は私一人ではない。「自」は六浦小教職員みんなである。いやいや、六浦小の子どもたちみんな、保護者みんなが自画自賛の「自の仲間」に入ってほしいなあ…と、心から思う、いや、心から願う。

経歴

スーパーバイザー松永 昌幸 横浜市立小学校教員・校長
横浜市教育委員会学校教育部長・横浜市教育センター所長
鎌倉女子大学教授、関東学院大学教育学部教育実践センター副センター長等を歴任。
その間、横浜教師塾塾長として教員・学生の指導力の向上に努めるとともに、現在、教育委員会・研究会の研修講師や学校の授業研究指導を行っている。